アイアンリーガー寸劇〜IRON MISSIONへの道のり〜
[第七試合] 俺たちの初イベント!
- 「うわぁ!速い速いぜ!これならサークル入場時間前にだって着くぜ!やりぃ!!」
- 「おいおいあんまり舳先の方に寄るなよ?落っこちても拾ってやらないからな」
- 「すまないシスレー。助かった」
- 「礼には及ばんさ。俺も一般入場で行こうと思っていたからな。早めに着くぶんには一向に構わない」
- 「そうか。しかしいずれにしてもありがとう」
- 「マグナムエース、お前も十郎太に似て律儀な奴だ。十郎太がお前に似たのかも知れんがな」
- 「そんなことはないさ、十郎太には俺も沢山学ばせてもらっている。そうだ、十郎太といえば、アイアンリーガーの墨絵イラスト集を作っていたぞ。シスレーお前も描かれていた」
- 「それは楽しみだ。是非買いに行こう。今日一日頑張ってくれと十郎太に伝えてくれ」
- 「兄貴ー!!」
- 「へへへっ!!」
- 「マグナムエース。俺の弟を連れてきてくれてありがとう。恩に着るぜ」
- 「アーム……気にするな。当然のことをしたまでだ。それに、お前の普段の兄としての優しさが俺にああさせたのだ。」
- 「マグナム、お前…」
- 「さあみんな揃ったわね!サークルチケットは一人一枚持ったかしら?」
- 「はーい」
- 「じゃあ入場するわよー!」
- 「ここが会場か…」
- 「ふわー思ったより広いな〜!」
- 「ここはマウンドじゃ無いか?」
- 「全面に丈夫なグリーンシートが敷いてあるのか!球場も使い方はひとつじゃないんだなぁ」
- 「あっ!見て見て!あたし達が参加するプチオンリーの広告がスクリーンに出てる!」
- 「本当だ!迫力あるね…!」
- 「マグナムエースは登板の時いつもあのスクリーンに出てるけど、こうやって見るといつもと違う新鮮な気持ちがするのネィ!」
- 「ああ、こうして自然体でバックスクリーンを見ることは無かったから、嬉しいな。20年後にこんな気持ちであの場所を見られるとは思わなかった」
- 「某達が全力で打ち込んできた結果が20年経った今も確かに息づいているのだな」
- 「そうだね!」
- 「俺も感慨深い」
- 「マグナムエース…!いよいよ始まるな!」
- 「ああ!今日一日、俺達にやれることを精一杯やろう!!」
- 「その言葉、確かに聞いたわよマグナムエース!」
- 「うん?誰だ?」
- 「久しぶりだね!アンタ達!」
- 「ワット!」
- 「こんにちはみなさん!」
- 「アンプ!」
- 「お主達が何故ここに?」
- 「あたしが呼んだの!」
- 「オーナー!」
- 「マグナムエース!今からアンタはしばらく別行動よ!」
- 「なっ…なんだってぇ!?」
[第八試合] 命懸けの大変身!