アイアンリーガー寸劇〜IRON MISSIONへの道のり〜
[第四試合] ルリー銀城の秘密
- 「待ってくれ!今開ける」
- 「よう!」
- 「貴様は…ゴールドアーム!」
- 「おう、嬢ちゃんは居るか?」
- 「嬢ちゃん?」
- 「あー…悪ぃ。ここの銀城の嬢ちゃんだよ」
- 「ちょっとぉ!いきなり来て銀城の嬢ちゃんは無いんじゃないの!?」
- 「オーナー!」
- 「悪ぃ悪ぃ、ついクセでな。悪かったぜ銀城オーナー」
- 「もう!悪いと思ってるなら直しなさいよね!それで、今日はダークキングスのゴールドアームがなんの用よ?」
- 「俺達もプチオンリーイベントに出る事になったからその挨拶でもと思ってよ。出るのは俺と…」
- 「俺も出るぜ!」
- 「何ですってぇー!!」
- 「どうしたんですオーナー!?…っ!アーム!それにフットとマスクも!」
- 「ようマグナム」
- 「お前らが出るんなら俺達も出ない訳にはいかねぇからな!出る事にしたぜ!」
- 「みんなにも内緒で申し込んだのに一体どこから聞いたのよその情報!」
- 「何だやっぱり知らねぇみたいだな。銀城オーナー、あんた達が参加するプチオンリー会場になるドームはダークの持ち物なんだ」
- 「ダークの庭でシルバーキャッスルが何かしてりゃ目に入らねー方がおかしいぜ!」
- 「じゃ…じゃあもしかして…」
- 「フッフッフ、銀城オーナーがこのドームで参加したがった理由にもだいたい予想がついてるぜ!」
- 「ぎくぅっ!」
- 「なにしろこの会場ではな…」
- 「中央じゃできない『コスプレ』もできるんだぜ!」
- 「こすぷれ…?」
- 「コスチュームプレーのことだGZ」
- 「プレーというからには試合をするのか?」
- 「試合の意味ではない。去年のハロウィンの時にベズベズがお前の着ぐるみを着ていただろう?ああいった仮装の一種だ。オーナー、コスプレができることがこの会場で参加する理由だったんですか?」
- 「えっ?ううんえっと…そのう…」
- 「何してるんだよマグナム〜」
- 「待ちくたびれちまったぜ!」
- 「何だ何だどうした?」
- 「お客さんは誰だったのネィ?」
- 「GZもどうかしたの?」
- 「お主達は…!」
- 「よう!邪魔してるぜ。…ってな訳だ。銀城オーナーのコスプレも楽しみにしてるぜ!」
- 「!」
- 「うん?コスプレ?」
- 「一体なんの話だ?」
- 「ちっ!違うわよ!これは…マグナムエースがやるのよ!!ウチはファンサービスでもどこのチームにも負けないんだから!」
- 「おっ…俺がですか!?」
- 「そうよ!マグナムエースは今度のプチオンリーでコスプレをするの!そのためにこの会場を選んだんだから!いいわねマグナムエース!これはオーナー命令なんだから!」
- 「……わかりました。俺はシルバーキャッスルのリーガーだ!このコスプレ、受けて立つ!!」
- 「マグナムエース!?」
- 「ワッハハハ!!こいつは面白くなってきやがったぜ!ついでに教えてやるぜマグナム!このプチオンリー、ダークからは俺達とファイター兄弟が参加予定だ!」
- 「に…兄さん達が…!?」
- 「おい顔色が悪いぞマグナム。大丈夫かよ?」
- 「ああ…俺はシルバーキャッスルのリーガーだ……俺たちは常に正々堂々立ち向かってきた…そうだ今まで俺たちが挑戦してきたものやってきたものを思い返してみるのだ…今までも何だってやってこれただろう…これからもそれは変わらないしこのくらいの事はどうってことないはずだ…そうだ俺はあの過酷な戦場だって生き抜いてきたのだあの辛く厳しい戦地を思えば今のリーガー生活は天国のようなものなのだ…だからたとえ兄さん達にどんなコスプレ姿を見られようとも俺は……ブツブツ…」
- 「おーい…マグナ〜ム…」
- 「こりゃ駄目ネィ…しばらく戻って来れないヨ…」
- 「…………」
- 「…なあリュウケン。コスプレって何だ?…リュウケン?」
- 「…………」
[第五試合] 心の疑問を打ちはらえ!