アイアンリーガー寸劇〜IRON MISSIONへの道のり〜
[第三試合] 見えない非常口!
- 「(そろそろリュウケンもマグナムエースからプチオンリーについて細かく教わった頃だろうな…)」
- 「GZ!」
- 「(来たな!)なんだリュウケン。何か用か?」
- 「マグナムエースに会ったよ。プチオンリーについてなんだけど…」
- 「(よしよし。しっかり聞いてきたようだな)そうだったな。それで、プチオンリーとはどのようなものだとマグナムは言っていた?」
- 「マグナムエースはよくは知らないって言ってたよ」
- 「そうかそうか知らないか!」
- 「うん。」
- 「知らな………い?」
- 「?」
- 「なっ…なんだとーッ!!」
- 「リュウケンの言ったとおりだGZ!」
- 「マグナムエース!貴様…貴様ほどの奴がプチオンリーを知らないだとッ!?」
- 「そうなんだ…すまない。興味はあったんだが都合が合わなくてな…名前を知っているくらいで皆に説明できるほどの知識を持ってはいないのだ」
- 「馬鹿な……なんということだ…」
- 「でもGZは知ってるから皆でGZに教えて貰おうって話になったんだ」
- 「みんな…だと?」
- 「オレもいるぜ!」
- 「!?」
- 「俺にも教えてくれGZ!」
- 「それがしもご指南を賜りたい」
- 「ミーも教えて欲しいネィ!」
- 「なっ………!」
- 「どうしたのGZ?」
- 「い、いや…あまりに多い人数だったからな…これで聞きたい奴は全員だろうな?」
- 「あ!シルキーたちも戻って来ているんだった!僕呼んでくるね」
- 「いっ!いやこれ以上呼ぶなリュウケン!」
- 「?」
- 「分かった…教えてやろう。…プチオンリーというのはだな…」
- 「うんうん!」
- 「あれは…そのぅ…」
- 「うんうん!」
- 「そのぉ…アレだ…アレだアレ……そしてソレだ…ソレソレ…」
- 「待ってくれGZ!アレやソレでは俺たちは分からない!」
- 「あーっ!!もしかしてGZも知らないのネィ!?」
- 「!」
- 「おいトップジョイ!いい加減にしろ!」
- 「そうだぞトップジョイ。これから俺たちに教えてくれるGZにそんなことを言うのは失礼だ」
- 「トップジョイお前……お前だけ教えてもらえなくても知らないぞ」
- 「じょじょじょ冗談ネィ!ミーもGZからプチオンリーについて教わりたいネィ!GZベリィベリィソーリーネィ!」
- 「…うぐぅ…」
- 「よし皆聞く準備は出来たな。さあ教えてくれGZ」
- 「ぐぬぬぬぬ…」
- ピーンポーン
- 「ん?お客さんだ」
- 「今日の来客当番は誰だ?」
- 「……はっ!俺だ!!」
- 「GZお主か」
- 「すまん皆!客を待たせてはいかんからな!!話はあとだ!!」
- 「う、うん分かった!」
- 「すまん!!」
- 「…あっという間に行っちゃったのネィ…」
- 「それにしてもずいぶん速いなぁ…」
- 「うむ、いつぞやのキングスレーでの試合の動きをやや上回っていたぞ」
- 「よく見てるなぁ十郎太…」
- 「なあマグナムエース、お客と話すのが苦手なGZがなんで今日はあんなに嬉しそうなんだ?」
- 「さあ…」
- 「(あれ?でも今日オーナーや監督にお客さんの予定なんてあったかな…?)」
[第四試合] ルリー銀城の秘密